2011.7.11 update


震災から4ヶ月、福島第一原発事故の影響で放射性物質による海洋汚染の深刻な事実が明らかになってきました。
原発事故による拡散された放射性物質によって、海の汚染が進むと私達の生活にどういう影響を及ぼす事になるのか、近い将来そして遠い将来生態系にどういう影響があるのか・・・
飛び交う情報や推測を眺めているとどうしても気持ちが滅入ってしまい、海についての気持ちはうまく書けないでいました。

 

4月、原子炉建屋からの汚染水が海洋に大量に漏れていたり放出する作業が報道され始め、正しい放射性物質の数値や汚染水の量が修正されたりしていた頃。
私はMarine Actionという海洋保全PR活動を昨年からスタートしたばかりだったので、水面下で見えないところで影響をうけるであろう生き物達のことを思うと胸が詰まりました。海と共に生きてきた人々にとっては大切な海が汚染される事はどんなにか辛いだろうと思うのです。

 

また、少ない情報の中で今年の海洋トレーニングは無理かもしれないという気持ちにもなりました。TVで専門家の先生が「海流の方向から福島から関東へ汚染水が流れてゆくことは無い」というコメントをしていても、一昨年の練習中に北から流れてきたエチゼンクラゲを思い出すと、漠然と不安になったりもしました。

 

その後、神奈川県では5月から海水浴場のモニタリング調査が行われていて、6月8日現在、未だ放射性物質は検出されていないとのこと。海の拡散により海水から人体への影響は少ないという事で先日、半年ぶりに真鶴の海洋練習へ行きました。釣り客も駐車場が満車になるほど沢山いたし、スクーバダイバーも駅でみかけました。 

久しぶりの真鶴の海はいつもの色いつもの景色でした。 それでも海への不安が残る今年は海へ出かける人が少なくなるという風評被害が懸念されているそうです。千葉も同じでしょう。 東京フリーダイビングクラブの海洋練習では真鶴へ出かけることで地元の方やお店と関わることになります。例えばいつもお世話になる釣りボート屋さん、練習の許可を頂いている地元の漁協、コンビニ、タクシー、駐車場や練習帰りに立ち寄るご飯屋さんやパン屋さん。大会時には地元のダイビングショップにも協力を頂いています。素潜りだけでもこんなに多くのお店が関わっているのだから、海水浴客やマリンレジャーなら影響はもっと大きいかもしれません。

 

6月8日のニュースによると、茨城県でも海水浴シーズンにむけて海水浴場の放射能検査がスタートしたそうです。ただ直後のニュースで原発の汚染された「たまり水」3000トンが再び海洋に放出される可能性があるとのこと。

何とも言えません。

こういった不安定な状況だからこそ、できるだけ多くの頻度・ポイントでモニタリングを増やし継続してほしい。そして誰でもいつでも知りたい場所の最新情報を知る事ができる仕組みがほしいのです。そうすれば自己判断できます(海水浴場に基準値の設定がないのは気になるところだけど)。
そしてサーフィンやスクーバダイビング、オーシャンスイムや釣りなど様々なマリンレジャーを楽しむ人達や協会からアクティビティ特有の視点で「海のこの部分を調査してほしい(例えば水面の大気とか浅い海底土など)」というリクエストを反映したモニタリングも有効かもしれません。

世間で指摘されている通り、とにかく判断材料になるような細かいモニタリングと正確な情報開示が現状では全てなのだと思います。

 

2009年福島県いわき市塩屋崎灯台付近(福島第一原発より約30km南)
津波の被害も甚大だったようです。

福島・茨城・千葉のビーチは昔よく通ったものです。
サークルの合宿だったり、泳げなかったから砂浜で日焼けとバーベキュー程度だったけれど、延々と続く砂浜が非日常な風景で砂の感触も大好きでした。パラソルいっぱいの海水浴場や、自宅の敷地を駐車場にして呼び込みをしているおじいちゃん。海の家のパーキングで車がスタックした時は地元の人達が助けてくれてそれも良い思い出。夏になると沿岸の町がお祭りみたいに活気づいてた記憶があります。

一日も早く、またこの風景が見られることを心から祈っています。

 

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