2011.4.5 update


マリンアクションを共に立ち上げたELNA事務局長・田中真一と、ELNAのソーシャルメッセンジャーフリーダイバーの平井美鈴。今回は前回に引き続き、ELNAが取り組んでいるウミガメの保護活動についてふたりの対談をお届けします。

 

-ウミガメのストランディング(漂着)調査について 

 

平井)去年はウミガメのストランディング調査にも立ちあわせていただきました。 ちょうど館山で行われたフリーダイビングのプール大会の日に重なり、私が出場しない種目があったので、大会の合間を縫って行くことができました。

 

田中)ウミガメの漂着がいつどこであるかということは、前もって予測できないので、なかなか平井さんの予定と合うのが難しいと思っていましたが、ちょうど立ちあっていただけて良かったです。

 

平井)その後、競技に戻ったのですが、プールに浮かんで息を止めるスタティックという種目の最中に、「なぜあのウミガメは死んでしまったのだろう」とか、つい考えてしまいました(笑)

 

打ち上げられたウミガメの死骸

 

田中)「動物を解剖する」と言うこと自体に抵抗を感じる方が多いようですが、平井さんは大丈夫でしたか?

 

平井)私は原因を知りたいと思いました。死亡して漂着したウミガメを解剖すると言うのは地道で大変なお仕事だと思いますが、非常に重要な仕事ですよね。

 

田中)そうなんです。ただ、どうしても一般の通りがかりの方たちには「何をやってるんだろう?」というような怪しげな目で見られてしまうこともあります。今後はできれば、「解剖して死因を調査する」という重要な仕事をしているのだということを、もっとアピールしていきたいですね。

 

小笠原のウミガメについて

 

平井)ところで、小笠原にもウミガメの死体が漂着することはあるのでしょうか。生まれ故郷である場合もあると思いますが。

 

田中)それが、少しはあるようなんですが、ほとんどないんですよ。日本で一番多いのは千葉県なんです。二位が神奈川、三位が沖縄です。

 

平井)そうなんですか!私が住んでいる千葉県が一位だとは・・・。 何か原因があるのでしょうか。

 

田中) 今の段階では、はっきり言える原因はわかっていないんです。

 

平井)そうですか。今までにはっきりと死因がわかった例もありましたか?

 

田中)去年は1頭、頭の傷や出血の状態から、船のスクリューに巻き込まれたことが死因だろうと特定できた例がありました。それと、定置網にかかって死んでしまった場合には、漁師さんにお願いして死体に標識をつけてもらっています。

 

平井)なるほど。いろいろな取り組みをされているんですね。定置網の中でウミガメが呼吸できずに死んでしまうというのはとても胸が痛いです。

 

田中)そうですね・・・。でも定置網自体は、待ち受けて入ってきた魚だけを取る漁法なので、魚に対しては優しい漁法なんですよ。定置網からウミガメを逃がせるような装置を考えるとか、何か対策ができるといいのですが・・・。

 

アオウミガメの産卵
 
平井)小笠原のウミガメは増えてきているんでしょうか?


田中)増えてきていますよ。


平井)それは、小笠原海洋センターの保護による成果と考えてよいのでしょうか。

 

田中)保護による成果と言いたいところですが、はっきりとした根拠がないのでわかりません。


平井)ウミガメの産卵の時期はいつ頃ですか?

 

田中)6月~8月頃が産卵の時期で、そのシーズンは小笠原海洋センターは大忙しになります。

 

平井)私は小笠原が大好きで何度も行ったことがあるのですが、この2年くらいは行ってないので、今度小笠原を訪問したら、海洋センターのお仕事をお手伝いしたりして勉強したいです。

 

田中)はい、是非いらしてください。いつでも歓迎ですよ。

 

2011年は、ELNAと平井美鈴のコラボ・セミナーなども企画していく予定です。
今後とも、Marine Actionを応援してください!よろしくお願いします。

 

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