2010.9.23 update


5/15~16に行われた館山インドアカップ競技前に時間に余裕があり、

パートナーシップを結んでいるNPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)の
活動のひとつである、ウミガメのストランディング調査に立ち会わせていただきました。

 

 

漂着したウミガメといっても・・・既に死んで打ち上げられたウミガメの亡骸です。 海流にのって長距離を移動するウミガメですが、病気や溺死など様々な理由で死亡し千葉県の館山や神奈川県の沿岸などに漂着することがよくあります。
ELNAの活動はその漂着したウミガメの固体調査から解剖し何か異常なものはないかなどを調べ記録していくストランディング調査というものを行っています。 今回立ち会ったアカウミガメは2日前に漂着が発見され、砂にうめられた状態で役所からELNAに連絡がありました。
砂山を崩すと大きなアカウミガメが出てきます。10歳にはなっているだろうというサイズでした。

 

ウミガメの調査をすることでラベルがついていればどこで放流されてどのあたりを回って館山にきたのか、死因などがわかることがあります。
爪の形状でも雌雄がわかります、これは雄。

 

 

ELAN田中さんと一緒のお二人は海洋大学の学生さんでした。
調査をしながらいろいろ教えてくれます。

 

 

田中さんは解剖しながら内臓の様子や損傷をひとつひとつ確認していきます。
私が驚いたのは食道の内膜の様子。
毛足の長い黄色っぽい毛皮のようになってました!
胃の方面へ毛が向かってはえていて、食べたものが逆流しないようになっているのです。

 

胃袋はほとんど空っぽでした。入っていたのは砂とビニール片。
あぁ、お腹すいてたんだなぁ。
切なくなります。

 

 

解剖中は臭いがキツイよ、と言われていましたが、私は風上にいたのであまり気になりませんでした。これから夏にかけての調査は漂着したウミガメの腐敗や損傷が激しく、臭いが強いことも多いそうです。
何もしなければこのまま風化し「無」と消えてゆくだけのウミガメの亡骸が
こうして記録し残されて教育・研究や保護に活かされることで「無」ではなくなるんですね。
そして将来ウミガメが住みやすい海洋環境につながってほしいと思います。

 

この見学後も何度か調査が入ったようです。
ELNAのホームページで調査内容が報告されています。
かわいそうなウミガメですが、田中さん達はこのカメ達の死を無駄にしない
地道なアクションを続けています。

 

ぜひこれからも、応援していきたいと思います。

 

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