2012.1.19 update


2011年7月大分県のダイビングショップDiveONE石井さんよりフリーダイビング レッスンやPRのお仕事を頂き、初めて大分県を訪れました。 そこで石井さんと共にスクーバインストラクターとしても活動されている「日本カフトガニを守る会・大分支部」カームラさんこと川村さんにお会いし 「カブトガニと干潟を守る」貴重なお話を伺うことができました。

 

カブトガニは日本の天然記念物に指定された甲殻類で、日本国内の干潟に生息しています。川村さんは、杵築市の水産課職員の立場でも大分県杵築市の干潟に生息するカブトガニの保全活動を行っているそうです。

 

私自身、カブトガニは、小学生の頃授業で習って以来ほとんど忘れていた生物でした。イラストでしか見た事がなく、独特な形で特に裏側がエイリアンみたいで子供心に不気味だなぁと思っていたのを覚えています(笑)。最近は医薬研究で価値が見いだされつつあるようですが、それ以外は生態についても何も知らない生物でした。

 

太古からその姿を変えずに生息してきたカブトガニは「生きた化石」そのもの。しかしこのカブトガニがこの30年程前から激減し始め、このペースだと間もなく絶滅するとも推測されています。どうやらそこには生息場所である「干潟」をとりまく環境に大きな変化があるようでした。

 

干潟には海水・泥の浄化作用や海だけでなく渡り鳥など陸上の生態系にも大きな役割を果たしています。 豊かな干潟は「天然の浄化槽」と呼ばれているように海を浄化しながらも多くの生命が育ち私達もその恩恵を多く受け取ることができる、自然環境や環境教育の場所としても貴重な自然です。

 

しかし「日本の干潟は埋め立てやすく、第二次世界大戦後の開発でそれまでに存在した干潟の約4割の面積が消失した」とのこと(独立法人国立環境研究所の古賀先生)。 近年国内では干潟の埋め立ての他、排水による汚染や異常気象などにより本来の自然の姿 が保つ事が難しくなってきているのではと感じています。
川村さんの行う杵築市カブトガニの保護についてのお話で、特に太古からの生態系が受け継がれてきたこういう干潟は、ぜひ後世に残したいと思いました。

 

 

海洋国日本に住む私達は、今後の「資源と環境」のバランスを特に意識しなければいけない時期にきているのだと思います。 私自身もELNAのウミガメ保護という角度から海を守るPRをしている部分でゴールは一緒である点で共感し、とても勉強になりました。

 

ウミガメ同様、これからの時代においてカブトガニと人間との共存は可能なのだろうか? カブトガニを通して見えてくる課題とはなんだろうか? 後世にこの貴重な海を残す為に私達ができることは何か?

 

私達の生活と干潟の関わりあいを見つめ直す時期なのかもしれません。 きっかけは何でもいい、渡り鳥の保護や潮干狩りやレジャーでも・・・身近にある干潟のその素晴らしい役割に目を向ける意識が広がればと願います。

 

〜次回から2回にわたって川村さんへのインタビュー対談記事をお送りします。

 

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